Toyokumo kintoneApp認証を使用した絞り込み条件を設定することで可能です。
本記事では、Toyokumo kintoneApp認証の設定にて、kintoneアプリを認証元として登録する場合の設定手順を紹介します。
※Toyokumo kintoneApp認証はプレミアムコース以上で利用可能です。
①まず、認証元となるkintoneアプリ側に、『属性』として利用するためのフィールドを作成し、
それぞれの閲覧させたい範囲の属性を登録します。
今回は例として「閲覧範囲」というフィールドを作成します。
作成したら、それぞれの閲覧させたい範囲の属性を以下のように登録します。
(任意の値で問題ありません。)
一般社員の◎◎さん:「A-1」
一般社員の▲▲さん:「A-2」
◎◎さんと▲▲さんの上長である○○部長:「A」
※このあとの手順⑤でデータの閲覧範囲を正しく設定するために、値に「-」を入れています。
これはkintoneの検索の仕様に、kViewerが準じているためです。
一例として、kintoneでは「A」と検索した場合「A1」「A2」はヒットせず、「A-1」「A-2」はヒットします。
kintoneのデータ検索に関する仕様は、kintoneヘルプのデータを検索するをご確認ください。
(アプリ例:社員マスタ)
②続いて、今回見せたいデータが入っている方のkintoneアプリにも、「閲覧範囲」フィールドを追加します。
(アプリ例:人事評価アプリ)
※見せたいデータが入っているアプリと、認証元となるアプリは一致していても構いません。
見せたいデータが入っているアプリとkViewerと連携し、ビューを作成します。
③次に、②で作成したビューでToyokumo kintoneApp認証の設定を行い、①のkintoneアプリを認証元として登録します。
まずは、Toyokumo kintoneApp認証の設定の3.にて『属性』として「閲覧範囲」を入力し、13.まで設定を進めます。
④続いて、Toyokumo kintoneApp認証の設定の14.にてメールアドレスとしてメールアドレスフィールドを選択し、閲覧範囲(属性)として閲覧範囲フィールドを選択して16.まで設定を行います。
⑤最後に、Toyokumo kintoneApp認証を使用した絞り込み条件の設定を行います。
※Toyokumo kintoneApp認証を使用した絞り込み条件の設定の1.の設定は既に本記事④までで済んでいるため、2.から進めてください。
2.にて、フィールドとして「閲覧範囲」、式には「キーワードを含む」、値として「閲覧範囲」を選択し、4.まで設定を進めると設定が完了です。
⑥◎◎さんには◎◎さんの本人のデータ、○○部長には〇〇部長本人と部下のデータを見せることができました。
↓一般社員 ◎◎さんのメールアドレスで公開ビューにログインした時の画面
↓上長である○○部長のメールアドレスで公開ビューにログインした時の画面